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【読書会レポート】第6回_小説限定の読書会(たかひでの本棚主催)

たかひでの本棚では、小説限定の読書会を主催しています。

前回から日が経ってしまいましたが、第6回の今回は2024年6月1日(土)に、初の対面での読書会を開催いたしました。

ご参加いただいたのは私を含めて11名(男性6名、女性5名)でした。

定員は8名だったのですが、早々にお申込みが増えてしまい、急遽増枠いたしました。皆さんありがとうございます!

それでは、読書会にて、ご紹介いただいた小説と、読書会の雰囲気をレポートとしてお届けします。

読書会の雰囲気

今回は3名~4名でひとつのテーブルになるように、3つにわけて開催しました。その後、席を変えて、再度本の紹介という流れで、ご自身での小説紹介は2回できるようにしていました!

小説限定の読書会ですが、紹介された本のジャンルはさまざまでした。

絵画を題材にした作品、純文学、ミステリー、児童書などなど、初めて聞いた作品や気になっていた作品があって、読んでみたくなりました。

ただ、せっかくの対面開催だったのに、写真を撮り忘れるという大失態をしてしまいました…。次回は忘れずに撮ります。

紹介いただいた小説の一覧

私のテーブルで紹介いただいた作品を一覧でまとめます。

原田マハ『美しき愚かものたちのタブロー』

戦後、敗戦国である日本に絵画を返還させるために動いた人たちのお話。国立西洋美術館が作られるまでを描いた物語だそうです。

原田マハさんと言えば絵画!ですが、この作品は初めて知りました。実話をベースにしていることもあるので、楽しめそうだなと思いましたし、読み終わったらきっと美術館に行きたくなるんだろうなと思いました。

ベルンハルト シュリンク『朗読者』

ドイツの作品で舞台は戦後。15歳の青年と36歳の女性の交流を描いた作品で、タイトルの通り、朗読を通じて通わせる二人の物語。しかし、ある日女性が失踪してしまい、二人はナチスの戦争犯罪に関する裁判で再会することになる。

「愛を読むひと」というタイトルで映画にもなっているようです。

ピエール ルメトール『その女アレックス』

かなり衝撃的な作品だそうです。アレックスという女性が監禁されて、ひどい目に遭うというのが序盤のお話だそうです。冒頭からなかなかに壮絶な様子が描かれているとのことで、あらすじを知らなかった私は驚きでした。

タイトルは聞いたことありましたが、本格的なミステリーなのかと思っていましたが、少し趣向が違うミステリーなのかなという印象を持ちました!

青木 和雄『ハッピーバースデー』

虐待を受けていた少女の物語。母親に愛してもらえず、誕生日も忘れ去られている少女は声を失ってしまう。しかし、優しい人々との交流を経て、徐々に彼女は変わっていく。

児童書ですが、胸を打たれるような作品とのこと。感動的で、尻上がりに気持ちが晴れていくような物語だそうです。

東野圭吾『容疑者Xの献身』

最近からミステリーを中心に小説を読む始めた方からのご紹介でした。なんと、同じテーブルの全員が読んでいたということもあり、若干作品に関しての盛り上がりも!

この作品に似ている作品というのを受けて、同じく東野圭吾さんの『白夜行』や、貴志祐介さんの『青の炎』があがりました。

宮部みゆき『長い長い殺人』

登場人物の財布が語り手になっているミステリー小説。ある事件に巻き込まれた人たちの財布の視点で話が進んでいくそうです。

ものが語り手というのも斬新で驚きでした。人の感情が描かれない(見えていない)ため、感情の機微はどうやって表現しているのかも気になったり、どんな風に話が動いていくのかが気になったり。面白そうだなと思いました!

ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』

ピップシリーズの3作品を紹介いただきました。紹介者の方は特に『卒業生には向かない真実』がお好きだとのこと。この作品は賛否が分かれているよう。そういう話を聞くとどんな内容なのか気になるのは、読書好きの性ですね。笑

三島由紀夫『金閣寺』

金閣寺の焼失事件をテーマに扱った作品。名前は聞いたことありましたが読んだことがない一冊でした。ある青年が事件を起こすまでにどんなことをしていたのか。そして、なぜそのような行動に走ったのか。

本の紹介から脱線して、話に挙がった「三島由紀夫がノーベル文学賞を狙っていた」という話を恥ずかしながら、この時初めて知りました。歴史的な背景もあるようで、時代も理解しつつ読むとより楽しめそうに感じました!

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