たかひでの本棚では、小説限定の読書会をおこなっています。
第9回は2024年8月31日(土)に、オンラインにて開催いたしました。今回の参加者は5名でした。
もともとは、渋谷での開催を予定していましたが、台風が来るとのことで早めにオンラインに変更しました。ただ、荒天ではなかったので、オンラインにするのが早すぎたなと反省です…。(オンラインが理由で参加を辞退の方もいらっしゃったので、本当にすみませんでした!)
今回のテーマは、語彙力不要の読書会ということで、自分の思うがままに小説を紹介する会としました。どんな会になるのかドキドキでしたが、楽しい時間を過ごせました。
今回の読書会でご紹介いただいた小説と、読書会の雰囲気をレポートとしてお届けします。
Contents
読書会の雰囲気
語彙力不要の読書会なので、あらすじと読んだ感想を自由に話すという形で進めました。普通に感想をお話いただける方が多く、語彙力が不要の方がいないという展開でした笑。
語彙力が不要の感想を引き出すために、結果として語彙力が必要になるという、わけのわからない展開にもなりましたが、楽しく進行できました。
紹介いただいた小説一覧
今回紹介された作品はすべてで6冊。それぞれ紹介します。
麻耶雄嵩『貴族探偵』
とにかく「こうもり」がやばい。
湊かなえ『告白』
第一章の独白が引きこまれる。女性教師の話が上手すぎて半端ない。エグイ。
烏丸紫明『ニシキタにゃんこの保育園 人生を変える出逢いあります』
猫を亡くしてしまった人の話。ホッコリする。
浅倉秋成『教室が、ひとりになるまで』
特殊能力を持つ学生たちの話。連続自殺を引き起こしている犯人とのバトルを描く。どうやって人を殺しているかわからないから、対峙しているだけで怖さを感じる。
語彙力をなくすと、「人の心の闇が、ぱなくてエグイ。無駄な描写ない。ノンストップで読める」。
櫻田智也『サーチライトと誘蛾灯』
とぼけている昆虫オタクの青年が主人公の短編集になっている。さっと読めるけど、ほろ苦い結末が楽しめる。
新庄耕『地面師たち』
ドラマもヤバい。原作を読むと、ドラマと違うところがあって面白い。
詐欺師を主人公にしていて、応援したくなってしまう。後半からはマジで語彙力がなくなるくらい急展開。
次回の読書会情報
次回は9月15日(日)に開催予定のミステリー小説限定の読書会です。
ミステリーに絞って、好きな小説を紹介し合う会にします。次回が10回目ということもあり、主催者の好きなテーマ(かつおそらく人気のジャンル)での読書会を予定しています。
ネタバレは厳禁(全員が読んでいるならOK)ですので、読んでない本のネタバレをくらうのが怖い方もご安心ください。
お申し込みはこちらから!
小説限定の読書会_予定&過去レポート(たかひでの本棚)