たかひでの本棚では、小説限定の読書会を主催しています。
今回は、2023年5月13日(土)にオンラインでの読書会を開催いたしました。主催としては初めての紹介型読書会でした。
ご参加いただいたのは私を含めて4名。好きな本のジャンルはさまざまで、初めて読書会に参加したという方もいらっしゃいました!(嬉しい!)
今回の読書会にて、ご紹介いただいた小説と、読書会の雰囲気をレポートとしてお届けします。
Contents
紹介いただいた小説の一覧
米原万里『オリガ・モリソヴナの反語法』
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
丸山正樹『わたしのいないテーブルで』
辻堂ゆめ『いなくなった私へ』
読書会の雰囲気
小説限定の読書会ですが、紹介された本のジャンルはさまざまでした。
米原万里さんの『オリガ・モリソヴナの反語法』は、チェコやソ連(ロシア)を舞台に、史実を踏まえた上でのお話が展開されるとのこと。
謎解きがありながら、歴史背景から話を楽しむことができる。普段は読まないジャンルですが、興味をそそられる一冊でした。
歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』は、タイトルが秀逸な一冊としてご紹介いただきました。言われてみれば、タイトルと内容が見事に合致していたので「確かに!」と思いました。
そして、参加者全員が読了済みということで、ネタバレに踏み込んだ部分もちょっぴり会話しました。おすすめできる?できない?という、賛否両論作品ならではのトークが楽しかったです。
丸山正樹さんの『わたしのいないテーブルで』は『デフ・ヴォイス』から始まるシリーズの4作目。(デフヴォイスがシリーズものということを知りませんでした…)
手話通訳士のお話ということで、まったく想像がつかないテーマに感じています。手話もひとつの言語だとわかるとのこと。自分の知らない世界があるとわかるというのが、本の良さだなと感じました。
私は、辻堂ゆめさんの『いなくなった私へ』をご紹介しました。誰も自分を認識できない世界で、自分は死んだことになっている。読後には少しほっこりもできる、伏線回収の上手な特殊設定ミステリです。
初めての紹介型読書会でしたが、色んな世界を知れて楽しかったです!
↑自分の画面に変なものが写ってしまいました(スクショ難しいです笑)
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!