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【宿泊体験レポート】神保町のブックホテルが小説好きには最高だった

神保町ブックホテルー口コミ

神保町と言えば本の町。そんな本の町にブックホテルがあるのは知っていますか?その名もBOOK HOTEL 神保町

2021年12月にプレオープンをしていて、SNSでの口コミやテレビでも取り上げられているブックホテルです。

小説好きとしては、一度は行ってみたい!ということで行ってきました。今回は、宿泊した際のレポートをお届けします。

本好き、特に小説好きにはたまらない体験ができるホテルでした…。

エントランスには話題の作品が!

BOOK HOTEL神保町があるのは、もちろん神保町駅です。A1出口から徒歩30秒という駅から超絶近いところに位置しています。出口から右手に進んでいけば着きます。

おしゃれな入口の看板が目印です。

コンセプトは「わたしの本」を見つけるホテル。その名の通り、本がとにかく多い施設でした。まずエントランスを抜けると、たくさんの本がお出迎えをしてくれました。

入ってすぐの左手には2023年の本屋大賞ノミネート作品がずらりと並んでいました。さらに奥へ進んでいくと、さらにたくさんの本が陳列されていました。

大好きな辻堂ゆめさんの本がまとまって置かれているところも!

ここは、2023年3月に開催された小説家のいるホテルというイベントに参加した小説家さんの作品コーナーのようでした。小説家さんのサインもありました。

エントランスの時点で本がとにかく多いことが実感できました。まだ序の口と考えるとワクワクが止まらなくなりました…!

エレベーターの前には日付に関連した本

チェックインを済ませて、部屋へ向かおうとしたところ、エレベーターの前にずらっと並んだ文庫本の棚を発見しました。

366BOOKSというサービスだそう。誕生日にあった本が選書されており、小説とその日付がリンクしているというものです。例えば、5月7日は日本初の博士が誕生した日だそうです。博士とつながりのある作品ということで『探偵ガリレオ』が選ばれているようです

作品の時系列とあった作品もありました。10月11日は『名前探しの放課後』において、いつかがタイムリープをした日。

誕生日とつながりのある本が見つかるのは面白い仕掛けですね!

階ごとにジャンルがわかれている

続いての面白ポイントは階ごとに置かれている本のジャンルが違うという点です。

その時の気分にあわせて自分の読みたい本を選べるようになっている。まさに「わたしの本」を見つけるための工夫ですよね。

各エリアごとにこうした可愛らしい絵と一緒に本が用意されています。

本は棚だけでなく、エレベーター横にもズラッと置かれています。

多くて、どれを読もうか悩んでしまう。目移りが止まらないくらいに本が置かれているので楽しかったです。

部屋にも本が置かれている

エントランスに始まり、エレベーターの前、そして階ごとの本。これだけでも十分に本がたくさんという状況ですが、これだけでは留まりませんでした。

部屋を入るとそこにもたくさんの本が…。

まずはベッドの近くに本!

入口の横にも本!

奥にあるデスクの脇にも本!

本がないところを探すのが難しいくらいに本に囲まれたホテルでした…。ちなみに、部屋に置いてある本も、先ほどの階ごとのジャンルでわかれていました。

部屋によっても置いてある本が違うと考えると、次行った時の楽しみもあって良いなと思いました。

自分にあった本を選んでくれた!

ここまででも十分に本好きの心をくすぐる内容だったと思います。しかし、さらに嬉しいサービスもあります。宿泊者限定で、ブックマッチングサービスもやってくれます!

宿泊日の2日前までに本に関するアンケートを回答することで、自分にあった選書をしてくれるというサービスです。

まず本が入っているバックが可愛いです。

せっかくなので新しいミステリに出会いたい!

そう思った私は「ミステリは大量に読んでいて、それでも新感覚のミステリが知りたい!」というかなり難しいオーダーをしてしまいました。

そんな私のために選書された本は…。

道尾秀介さん『N』と芦沢央さん『汚れた手をそこで拭かない』の2冊。どちらも既読で感想まで書いている本だったので、「ミステリ好きな人が選んでくれたんだ…!」と逆に嬉しくなりました。

N-道尾秀介【感想】読み方は720通り!順番によって意味が変わる小説とおすすめの読む順番(道尾秀介『N』) 汚れた手をそこで拭かない【感想】人間は怖い…。ゾッとする5つの短編(芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』)

『N』は電子書籍で読んでいたので、単行本だとこうなってるのかを体験できて面白かったです!

『汚れた手をそこで拭かない』は2年前に読んでいたため、シンプルに再読しました。読み返して「あー!こんな話だったわ!」と思い出して楽しんでました笑。

チェックアウトの際に、選書してくださったスタッフさんとお会いできて少し話せたのも良かったです。(難しいオーダーですみませんでしたと謝りました笑)

ワインとのペアリングやマッチングサービスもやってる

私は試していませんが、1階にはBOOK BARが併設されており、ワインとのペアリングで本を選んでくれるようです。

この他にも、30分ほどのヒアリングをもとに本を選んでくれるブックカウンセリングや本と一緒に味わいたいものをセレクトしれくれるブックペアリングというサービスも。

小説好きの私としては、本に囲まれて過ごす時間ほど楽しいものはありません。そんな体験をこれでもかというほどに味わえる素晴らしいホテルでした。

次はミステリのフロアに泊まってみたいなと思いました。