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【感想】Vシリーズ7作目!首無し死体と研究所の謎(森博嗣『六人の超音波科学者』)

六人の超音波科学者

森博嗣『六人の超音波科学者』を紹介します。Vシリーズ7作目です。

前作のレビューはこちら。

恋恋蓮歩の演習【感想】Vシリーズ6作目!消えた男性の謎と驚きの真実(森博嗣『恋恋蓮歩の演習』)

土井超音波研究所、山中深くに位置し橋によってのみ外界と接する、隔絶された場所。所内で開かれたパーティに紅子と阿漕荘の面々が出席中、死体が発見される。爆破予告を警察に送った何者かは橋を爆破、現場は完全な陸の孤島と化す。真相究明に乗り出す紅子の怜悧な論理。美しいロジック溢れる推理長編。(「BOOKデータベース」より)

クローズドサークルで起こった殺人事件。奇妙な研究所に隠された謎。興味をそそられるミステリでした。今回もネタバレなしで紹介していきます。

研究所で起きた連続殺人

超音波研究所の中で行われるパーティーに参加していた紅子たち。しかし、研究所に繋がる橋が爆破予告の通りに壊されてしまう。陸の孤島となった研究所。そこで所長と研究員の2人が殺害される。

また、研究所には数々の仕掛けがされており、事件以外にも多くの謎が隠されているようで…。さらに、ある人物にピンチが訪れてしまいます。

トリックが込み入っている

2つの事件の真相と研究所に隠された秘密。それぞれにトリックや謎解きが仕掛けられており、謎が多い作品でした。ただ、驚きはあまりありませんでした。あくまでも個人の感想ですが、驚きは少なかったですね…。(前作が良すぎたのかもしれませんが)

様々な箇所に仕掛けが施されているので、トリックが結構込み入っています。最後には一気に謎が明かされるので、スッキリはできました!

シリーズ完結に向かっての折り返し

ミステリについてはちょっと辛口コメントをしてしまいましたが、個人的にはシリーズにハマってきています。少しずつ終わりに向かっていると思うと悲しくなりますね…。

今作も後々に影響がありそうなストーリーだったので、どのように繋がっていくのかは楽しみです。短い書評でしたが、今回はこの辺で。

次作のレビューはこちら

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