自分の記憶は本当に正しいのだろうか?
いま生きている世界は現実なのだろうか?
このような考えをしたことはありませんか。
「胡蝶の夢」や「水槽の脳」が有名な話ですね。
そんな記憶や仮想世界にまつわる物語を紹介します。
東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』です。
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。
「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。
錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)
2019年5月に映画化が予定されている本作。
パラレルワールドを題材にした、ラブミステリーです。
Contents
麻由子は誰の彼女なのか?
本作の主要人物は3名。
主人公の崇史。
崇史の親友・智彦。
2人の(?)彼女・麻由子。
本作では、2つの世界が交互に描かれていきます。
麻由子が崇史の彼女の場合と智彦の彼女の場合です。
果たして、麻由子が誰の彼女なのか?
主題以外にも気になるポイントが
大きな謎は麻由子が誰の彼女なのか?ですが、他にも大きな謎があります。
そもそもパラレルワールドとは何なのか?
タイトルにもなっていますが、もちろん大きな意味を持っています。
何しろ、崇史は自分の彼女が麻由子という世界に違和感を覚えているのです。
2つの世界がどのように収束をするのか?
ここにも注目してみると面白いはずです。
まとめ
すごく短い感想になってしまいましたが…。笑
あまり多くを書いてしまうとネタバレになってしまうので、この辺にしておきたいと思います。
テンポ良く物語は進みますので、スラスラと読めるはず。
「インセプション」や『クラインの壺』のような、パラレルワールドものが好きな人にはオススメの作品です。
映画でも大きな変更点はないような気がしますので、気になる人は映像作品として楽しんでも良いでしょう!