【#名刺代わりの小説10選】読書好きが選ぶオススメ小説を紹介します!

読書好きの間で使われているハッシュタグ。「#名刺代わりの小説10選」。Twitterを中心に目にする機会が多いです。

上の投稿は私の「#名刺代わりの小説10選」です。今回はこの10冊を紹介します!

米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』

【感想】どんでん返し好きなら読んでおきたい一冊(米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』)

私が今まで読んできた中で最も好きな小説です。5つの短編が収録されている本作。どれもラストの1行で世界がひっくり返ります。

収録作品のすべてが面白い短編集はなかなかないでしょう。しかし、この小説ではすべての作品でとんでもないラストが待ち構えています。

どれを読んでも外れなし! どんでん返し好きなら絶対に読んだ方が良い小説です!

ちなみに、私は2作品目の「北の館の罪人」を読んだ時は鳥肌が止まりませんでした。

辻村深月『スロウハイツの神様』

【感想】伏線回収の連続にミステリ好きも満足!(辻村深月『スロウハイツの神様』)

心温まるストーリー展開と、アッと驚くどんでん返しに定評のある作家、辻村深月さん。その中でも、特に伏線回収が凄まじい小説が、『スロウハイツの神様』です。

下巻では様々な真実が明らかになります。この伏線回収が凄すぎます…。

ちゃんとそれらしい伏線が張ってあるものもあれば、「それすらも伏線だったの?」となるものもあります。回収されない伏線はないどころか、思わぬ真実すら浮かび上がってきます。

また、ストーリー自体もとても心が温まる優しい内容です。クリエイターの卵が集まった「スロウハイツ」を舞台に、彼らの日常生活を描いた作品。

売れない、売れそう、売れている。ステータスによって異なる葛藤や心理。誰が読んでも楽しめて、元気の出る1冊ですよ。



恩田陸『夜のピクニック』

夜のピクニック【感想】読み終わるのが惜しい青春小説(恩田陸『夜のピクニック』)

『蜜蜂と遠雷』で注目を集めている恩田陸さん。『夜のピクニック』は2005年に本屋大賞を受賞した作品です。

80kmを夜通し歩く学校行事、歩行祭を舞台に描かれる青春ドラマ。序盤からいくつかの謎が提示されているのですが、話が進むにつれて新しい謎も次々に出てきます。

1つわかっても、次に新しい謎が姿をあらわす。読んでいて飽きない展開でした。

また、ミステリ要素だけでなく、青春ドラマとしての魅力も満載。「もっとこの世界に浸っていたい!」と初めて思った小説です。読み終わりたくないとここまで感じたのは初めてでした。

綾辻行人『十角館の殺人』

【感想】たった1行で世界がひっくり返る(綾辻行人『十角館の殺人』)

作品の構成上、映像化は不可能と言われています。後半で明らかになる真実がとんでもない。たった一行で世界がひっくり返る小説です。

どんでん返し好きで読んだことない人はいないのではないでしょうか?

推理小説が大好きな大学生が集まった孤島で起こる連続殺人事件。犯人当て小説なのかと思いきや、後半のある一行で今までと違う世界が姿をあらわします。

私は、その箇所を読んだ時には何が起こったのか理解できませんでした。それほどまでにインパクトの強い作品です。騙されたい人は絶対に読んでください。

道尾秀介『カラスの親指』

【感想】一筋縄では終わらない!どんでん返しの先にある衝撃のラスト(道尾秀介『カラスの親指』)

続いてもどんでん返しがすごい小説。阿部寛さん主演で映画にもなっている作品です。

私が本作を大好きな理由は、どんでん返しが素晴らしすぎるから。前半から仕掛けられていた伏線が一気に回収されていき、ラストにはとんでもない真実が浮かび上がってきました。

オチの素晴らしさは一級品です。伏線の確認をしたくて、読み返したくなる小説です。爽快に騙されたい人にはオススメ!

ちなみに、道尾秀介さんの短編小説では『鬼の足音』がオススメです!

貴志祐介『新世界より』

【感想】上巻以外はめちゃくちゃ面白いSF小説(貴志祐介『新世界より』)

1,000年後の日本を舞台にしたSF小説。呪力という特殊な能力を持った人間たちの物語です。そして上中下巻で約1,000ページの超大作。

しかし、上巻はそんなに面白くありません。笑

というのも、上巻はSF世界の説明がメインになっているのです。前提理解の時間のため、盛り上がりには欠けてしまいます。

ただ、中巻からはめちゃくちゃ面白くなります! 実は上巻からも伏線は張られていて、徐々に世界に関する謎が明らかになってきます。

そして、下巻。読む手が止まりません。緊迫の展開に加えて、驚きのラスト。1,000ページの先にあるのは、とんでもないどんでん返しでした。ラストが素晴らしすぎるので、とにかく読んでほしいです!

伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』

【感想】個性的なキャラクターと驚きのラスト!テンポの良い長編小説(伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』)

SF設定をふんだんに活用したミステリ小説。大人気作家、伊坂幸太郎さんのデビュー作です。

未来予知できる案山子が何者かに殺された。会話ができて、自分が殺されることも知っていたはずなのに、なぜ死んでしまったのか?

しっかりと伏線も張ってあり、驚きの真実を用意してくれています。個性豊かな登場人物とテンポの良いストーリー展開。小説に慣れていなくても読みやすい小説です。

朝井リョウ『何者』

【感想】就活を通じて語られる葛藤と人間心理(朝井リョウ『何者』)

就活を通して描かれる6人の男女の物語。内定を勝ち得るために動く彼らの葛藤が、とてもリアルに描かれています。就活を経験した人はきっとみんな共感できるでしょう。

内定をもらった友人に向ける「おめでとう」は果たして本心なのか? 社会に出ていない、未完成の自分は果たして何者なのか?

答えのない問いに挑む、就活生たちのドラマがとても素晴らしかったです!

ただ、本作は単なる青春小説ではありません。最後の最後には、思いもよらない真実が明らかになりました。予想外過ぎたのでこれにはとてもビックリでした。

辻堂ゆめ『いなくなった、私へ』

【感想】驚愕のラスト!自分が認識されない理由とは?(辻堂ゆめ『いなくなった私へ』)

第13回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞作品。SFミステリとしての設定、そして伏線回収が素晴らしい小説です。

ゴミ捨て場で目が覚めた、人気女性シンガー。しかし、誰も自分を認識してくれず、むしろ自分は自殺して死んだことになっていた…。では、ここにいる自分は何者なのか?

不思議な世界に迷い込んでしまった彼女は、この状況の謎を理解しようと試みます。このSF設定をうまく活用した伏線の張り方や、ラストの展開はお見事でした!

ライトな内容にもなっているので読みやすい本作。SFミステリを読んでみたいという人にはオススメです!

麻耶雄嵩『蛍』

【感想】小説好きが絶対に騙される一冊(麻耶雄嵩『蛍』)

どんでん返し小説ですが、普通の小説とはひと味違います。小説に読み慣れている人ほど騙されやすい作品です。

クローズドサークルを舞台に起こる殺人事件。「犯人は誰なのか?」が大きな謎ですが、そんなことがどうでも良くなる驚きのラストが待っていました。笑

このラストは小説に慣れている人ほど「え?」となるはずです。それくらい突拍子のないトリックがこの作品には仕掛けられています。

『十角館の殺人』などの、王道どんでん返し作品は一通り読んだという人に読んでほしい小説です。わけのわからない、凄まじいどんでん返しを味わってください!